バッタ選手権とは
自然に親しみ、生き物と仲良くなることを目的に、バッタのジャンプ距離を競います。<競技方法>
・高さ50cmくらいの競技台(イスや箱など)にバッタを乗せ、ジャンプさせる。
・ジャンプ(跳ぶ)でも、フライ(飛ぶ)でもOKです。
・計測はメジャーで、cm単位まで測る。
・木などにとまった時は、その下まで計測。
・計測係と記録係をあらかじめ決めておく。
<バッタ選手権ルール>
・バッタは現地でみんなと一緒に採取する。
・1人=1回のチャレンジです。
(全国バッタ選手権協議会)
<バッタ選手権のようす>
バッタ選手権 歴代ランキング ※2023年10月16日現在 通算41回開催 915名参加 (2012.9.15 ~ )
名前 | 記録 cm | バッタ種名 | 開催日 | 大会名 | 回数 | 順位 | |
1 | なかじま えいと | 4650 | クルマバッタモドキ | 2016/9/17 | 戸塚大会 | 第5回 | 1位 |
2 | にしまき こうた | 4600 | クルマバッタモドキ | 2016/9/17 | 戸塚大会 | 第5回 | 2位 |
3 | しおなか まゆ | 4053 | ツユムシ | 2016/9/17 | 見沼大会 | 第5回 | 1位 |
4 | きくち しゅうや | 3750 | トノサマバッタ | 2016/9/25 | 草加大会 | 第2回 | 1位 |
5 | たけだ かえ | 3046 | トノサマバッタ | 2018/9/1 | 見沼大会 | 第7回 | 1位 |
6 | のざき まさふみ | 2908 | クルマバッタモドキ | 2016/9/17 | 戸塚大会 | 第5回 | 3位 |
7 | いとう あやね | 2669 | トノサマバッタ | 2016/9/17 | 見沼大会 | 第5回 | 2位 |
8 | さいとう こうすけ | 2585 | トノサマバッタ | 2018/9/1 | 見沼大会 | 第6回 | 2位 |
9 | ながえ そう | 2550 | トノサマバッタ | 2015/9/13 | 見沼大会 | 第4回 | 1位 |
10 | まさむら りょうたろう | 2528 | ショウリョウバッタ | 2015/9/19 | 草加大会 | 第1回 | 1位 |
11 | かけがわ せな | 2525 | ツチイナゴ | 2012/9/15 | 戸塚大会 | 第1回 | 1位 |
12 | はらだ こうが | 2493 | クビキリギス | 2013/10/3 | 安行大会 | 第1回 | 1位 |
13 | いわい しゅんた | 2457 | ツユムシ | 2014/9/14 | 安行大会 | 第2回 | 1位 |
14 | しおざき れいな | 2452 | ツチイナゴ | 2022/9/25 | 戸塚大会 | 第11回 | 1位 |
15 | おおご とうや | 2423 | クビクリギス | 2017/9/24 | さいたま市大会 | 第2回 | 1位 |
16 | くぼた さくらこ | 2420 | クビクリギス | 2017/9/24 | さいたま市大会 | 第2回 | 2位 |
17 | はまだ かほ | 2370 | クビキリギス | 2018/9/22 | 戸塚大会 | 第7回 | 1位 |
18 | たかせ りほ | 2310 | クビクリギス | 2017/9/24 | 戸塚大会 | 第6回 | 1位 |
19 | たかみざわ たいし | 2256 | クルマバッタモド | 2021/9/20 | 戸塚大会 | 第10回 | 1位 |
20 | しばに あすか | 2230 | クルマバッタモドキ | 2014/9/14 | 安行大会 | 第2回 | 2位 |
21 | なかむら しゅう | 2138 | トノサマバッタ | 2016/9/25 | 草加大会 | 第2回 | 2位 |
バッタ選手権 各大会・歴代優勝者 ※2023年10月16日現在 通算41回開催 915名参加 (2012.9.15 ~ )
戸塚大会 | ||||||
かけがわ せな | 2525 | ツチイナゴ | 2012/9/15 | 戸塚大会 | 第1回 | 1位 |
かつやま りょう | 2010 | トノサマバッタ | 2013/9/28 | 戸塚大会 | 第2回 | 1位 |
やました みつき | 1695 | ツユムシ | 2014/9/27 | 戸塚大会 | 第3回 | 1位 |
やとみ ゆうせい | 1490 | クルマバッタモドキ | 2015/9/13 | 戸塚大会 | 第4回 | 1位 |
なかじま えいと | 4650 | クルマバッタモドキ | 2016/9/17 | 戸塚大会 | 第5回 | 1位 |
たかせ りほ | 2310 | クビクリギス | 2017/9/24 | 戸塚大会 | 第6回 | 1位 |
はまだ かほ | 2370 | クビキリギス | 2018/9/22 | 戸塚大会 | 第7回 | 1位 |
おおつき かずま | 1705 | クビキリギス | 2019/9/21 | 戸塚大会 | 第8回 | 1位 |
なかじま えいと | 1752 | ショウリョウバッタ♂ | 2020/9/19 | 戸塚大会 | 第9回 | 1位 |
たかみざわ たいし | 2256 | クルマバッタモドキ | 2021/9/20 | 戸塚大会 | 第10回 | 1位 |
しおざき れいな | 2452 | ツチイナゴ | 2022/9/25 | 戸塚大会 | 第11回 | 1位 |
まつざわ もいち | 2304 | ショウリョウバッタ | 2023/9/17 | 戸塚大会 | 第12回 | 1位 |
安行大会 | ||||||
はらだ こうが | 2493 | クビキリギス | 2013/10/3 | 安行大会 | 第1回 | 1位 |
いわい しゅんた | 2457 | ツユムシ | 2014/9/14 | 安行大会 | 第2回 | 1位 |
いわい しゅんた | 1024 | クビキリギス | 2015/9/22 | 安行大会 | 第3回 | 1位 |
いわい しゅんた | 585 | ショウリョウバッタ | 2016/10/9 | 安行大会 | 第4回 | 1位 |
おかもと ひろたか | 1030 | ショウリョウバッタ | 2017/9/18 | 安行大会 | 第5回 | 1位 |
ひらい そうた | 1120 | クビキリギス | 2018/10/1 | 安行大会 | 第6回 | 1位 |
さいとう しょうご | 1875 | トノサマバッタ | 2019/9/30 | 安行大会 | 第7回 | 1位 |
やまだ けんご | 620 | ツチイナゴ | 2020/10/4 | 安行大会 | 第8回 | 1位 |
ふくずみ りゅうや | 1355 | クルマバッタモドキ | 2021/9/23 | 安行大会 | 第9回 | 1位 |
ひらばり つづな | 1257 | ツチイナゴ | 2022/9/17 | 安行大会 | 第10回 | 1位 |
やまもと むつみ | 810 | イボバッタ | 2023/10/16 | 安行大会 | 第11回 | 1位 |
さいたま市大会 | ||||||
あらき しゅん | 1167 | ショウリョウバッタ | 2016/9/11 | さいたま市大会 | 第1回 | 1位 |
おおご とうや | 2423 | クビクリギス | 2017/9/24 | さいたま市大会 | 第2回 | 1位 |
ひびの まさとし | 1296 | クルマバッタモドキ | 2018/9/16 | さいたま市大会 | 第3回 | 1位 |
はまの さえ | 1190 | クルマバッタモドキ | 2019/9/15 | さいたま市大会 | 第4回 | 1位 |
草加大会 | ||||||
まさむら りょうたろう | 2528 | ショウリョウバッタ | 2015/9/19 | 草加大会 | 第1回 | 1位 |
きくち しゅうや | 3750 | トノサマバッタ | 2016/9/25 | 草加大会 | 第2回 | 1位 |
すか ここみ | 1278 | ショウリョウバッタ♂ | 2017/9/10 | 草加大会 | 第3回 | 1位 |
えんどう らいぞう | 960 | クビキリギス | 2019/9/28 | 草加大会 | 第4回 | 1位 |
見沼大会 | ||||||
おかだ はな | 1719 | トノサマバッタ | 2012/9/29 | 見沼大会 | 第1回 | 1位 |
いわさわ こうた | 635 | クビキリギス | 2013/9/28 | 見沼大会 | 第2回 | 1位 |
ながえ そう | 1190 | クビキリギス | 2014/9/20 | 見沼大会 | 第3回 | 1位 |
ながえ そう | 2550 | トノサマバッタ | 2015/9/13 | 見沼大会 | 第4回 | 1位 |
しおなか まゆ | 4053 | ツユムシ | 2016/9/17 | 見沼大会 | 第5回 | 1位 |
しまむら かずさ | 1765 | トノサマバッタ | 2017/9/2 | 見沼大会 | 第6回 | 1位 |
たけだ かえ | 3046 | トノサマバッタ | 2018/9/1 | 見沼大会 | 第7回 | 1位 |
ながえ そう | 890 | トノサマバッタ | 2019/9/14 | 見沼大会 | 第8回 | 1位 |
たなか たかひろ | 1927 | クビキリギス | 2022/9/3 | 見沼大会 | 第9回 | 1位 |
いわた こうき | 1519 | イボバッタ | 2023/9/2 | 見沼大会 | 第10回 | 1位 |
2023年度の講評(バッタ選手権公式認定員・横山)
夏の猛暑の影響かバッタは少ない印象でした。
気候の激変に、自然界の生き物も苦しんでいるのを感じます。
今年はイボバッタが頑張って飛んでいました。
競技参加者が、通算900名を超えました。
2022年度の講評(バッタ選手権公式認定員・横山)
今年は3会場での開催となり、にぎやかさが戻ってきました。
自然の中で子供たちが虫捕りに熱中する姿は、のどかでとても豊かに感じます。
2021年度の講評(バッタ選手権公式認定員・横山)
コロナが終息せず、今年も開催は2会場となりました。
開催を楽しみにしている子供たちが多く、とても嬉しいです。
夏が曇りがちで涼しかったためか、バッタの成長は遅く、小さめのバッタが多かったです。
そのため、バッタ以外の昆虫や生き物を飛ばす子が多かったのが印象的でした。
今年はバッタ選手権史上はじめて、植物の種を飛ばす子もいました!
生きものたちの生き生きとした姿と、子供たちの笑顔が印象的な大会となりました。
2020年度の講評(バッタ選手権公式認定員・横山)
今年度はコロナウィルスの影響で開催は2会場でした。
開催にあったては密を避ける活動を工夫しました。
自粛の中で子供たちの心情を心配しましたが、いつもと変わらず伸び伸びと自然と触れ合うことが出来ました。
学校や公共施設が休みになる中で、野外に行き場所があることは心の支えになっていると感じました。
通算の参加者が700人を超えました。
2019年度の講評(バッタ選手権公式認定員・横山)
今年度は大きな記録は出ませんでしたが、新しい参加者がたくさん増え、人と生き物たちとの交流が広がったと感じました。
各主催者で恒例となっていますが、それぞれ団体の日常活動の努力が継続に繋がっています。
子供たちも、バッタに優しく接してくれます。バッタも子供たちの期待に応えようと一生懸命飛んでくれているように思います。
この和やかな時間と空間が、子供たちの記憶にいつまでも残りますように・・・
2018年度の講評(バッタ選手権公式認定員・横山)
今年も5会場での開催となりました。
各地で大きな自然災害も起きていますが、身近な自然に親しみ、自然と仲良くする体験を積むことはとても大切な事と思います。
大記録は出なかったけれども、飛ばしたバッタに優しく接する子供たちには心癒されます。順位は付けますが、本当は皆が優勝と思っています。
2017年度の講評(バッタ選手権公式認定員・横山)
バッタ選手権の出場者も通算500人を超えました。一人一人の参加者の個性が、バッタ選手権を育ててくれたと思っています。
今年度は大記録は出ませんでしたが、各地区の大会、充実して盛り上がりました。
それぞれの開催地で高記録を出すバッタが違うのも、空間や生物の多様性を感じさてくれます。
とんだバッタをまた大切につかまえる子、特別賞狙いで自らジャンプ台に乗った子、印象的なシーンがたくさんありました。
これからも、暮らしの近くに生き物が住む場所が残され、自然との交流が続くことを願ってやみません。
2016年度の講評(バッタ選手権公式認定員・横山)
今年度のバッタ選手権を一言で表すなら、「新時代の到来」です!
2015年度の講評(バッタ選手権公式認定員・横山)
不滅の大記録ツチイナゴ25m25cmが、ついについについに破られました!
25m25cmは記念すべき第1回大会で出た大記録で、3年間破られず まさに不滅であり、バッタ選手権そのものを牽引してくれたと言っても過言ではありません。長い間、ありがとう!
まずは今年から開催された草加大会。解体されゆく松原団地を会場に開催しました。
そこで、まさかのショウリョウバッタ♂の山越えジャンプ。記録は25m28cm。わずか3cm上回り新記録樹立!
かつてのツチイナゴ25m25cmのジャンプを彷彿させる、低空直線の無駄のない見事なジャンプでした。
大きな岩も一度動くと転がりやすくなるのか・・・
翌日の見沼大会。
毎年夕方の開催で、記録が伸びない大会でしたが、この日は猛暑。夕方になって気温が下がらず好条件。登場のバッタはトノサマバッタ。高く飛びあがり、ひねりが入ったものの まさにキングのジャンプ。記録は25m50cm!歴代1位更新。
今年度の大会は、バッタ選手権の可能性が広がったといっても良いでしょう。
徐々に記録が更新されるさまは、人間のオリンピックを連想させます。
限界への闘い。しかし闘いという荒々しいものではなく、その記録は人とバッタのハーモニーで生みだされるのです。
2014年度の講評(バッタ選手権公式認定員・横山)
今年度も、不滅の大記録25m25cmの打倒を目指して熱戦が繰り広げられた。
今年度の特徴は大きく2点ある。
一つは、バッタの扱いが非常にやさしくなったこと。バッタにいかにダメージを与えずジャンプ台に乗せるか・・・
それが記録に大きく影響を与えることを、子供たちが感じ取ったようである。
安行大会では、バッタを1匹しか捕まえず、さらに虫かごを陽に当てずに管理した子が準優勝した。
あすぱる大会でも虫かごに黒紙を巻いて持って来ている子もいた。
バッタの扱いがやさしくなった子どもたちの姿を見ると、
バッタ選手権の「生き物と仲良くなる」という本来の目的に進化してきたのを感じる。
2つ目はバッタのジャンプ距離だけではなく、跳ぶ美しさを見せる子の存在が大会を引き立てたこと。
昨年は、初めから特別賞ねらいでおもしろい虫をジャンプ台に載せる傾向が強かったが、
今年の見沼大会の特別賞は、片足の取れたショウリョウバッタを見事に飛ばした女の子が受賞した。
ジャンプ後、大人たちからは大きな拍手が沸いたのが印象的だった。
特別賞の方向も、ジャンプの芸術性やある意味内面の美しさも含めて選定されたことはバッタ選手権のこれからの方向性を展望させる出来事だった。
今年も歴代第1位25m25cmの大記録は破られなかった。回を重ねるにしたがって文字通り不滅の記録となってきている。
高記録を目ざしてバッタを1匹しか捕まえないノンストレス作戦を繰り返した子も2回目の大会では良い記録は出なかった。
跳ばす技術やバッタの選定には、かなり洗練された感があったが、実際はワンチャンスという難しさがある。
技術では測り知れない、バッタと人間の一期一会、やはりその出会いが、一番大きいのではと思えた26年度の大会だった。
2013年度の講評(バッタ選手権公式認定員・横山)
今年度は、見沼・戸塚・安行で開催。不滅の大記録25m25cmの打倒をめざした。
・見沼大会は夕方の開催で記録が伸びない中、夜行性のキリギリス類が活躍した。
・あすぱる(戸塚)大会は、暑い日となり王者トノサマバッタがその力をいかんなく発揮。
一方、強者クルマバッタモドキは暑さのためダウン。
・安行大会は、10月で寒い日が続き王者トノサマバッタは失速。
成虫越冬のクビキリギスがエネルギッシュなジャンプを見せた。
それぞれの大会の結果に気候とバッタの特性が表れている。
常識的に跳ぶと思われるバッタを選ぶか感性で選ぶか、捕まえたバッタの中から一匹を選ぶ眼力は奥が深い。
見沼大会の日没近い悪条件の中でも、負けて悔し泣きをする子の姿に生き物との一体感を感じた。
あすぱる大会で台上でウンチをしてくつろいだバッタは大きな笑いを取ったが、跳ばす技術の大切さを感じさせた。
バッタ選手権も回を重ね記録を狙い大型種を選ぶ傾向が強くなったが、その中で安行大会でのナナホシテントウ、
そしてエンマコオロギはのびのびとした子供らしさを感じた。
バッタを捕まえる技術、気候とバッタの状態を読み取りバッタを選ぶ技術、ジャンプ台から跳ばす技術、
その集大成が不滅の大記録更新へと導かれるのだろう。
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2013年11月5日 埼玉新聞 安行の森で行ったバッタ選手権が、新聞記事になりました。
2014年9月15日 JCN埼玉 安行の森で行ったバッタ選手権がデイリーニュースで紹介されました。